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特撮と四谷怪談② ボクの四谷怪談

渋谷のシアター・コクーンで14日まで上演されていた「ボクの四谷怪談」は橋本治が20代後半に書いた戯曲。
一応「ロック」ミュージカル仕立てになっています。書かれたのはちょうどロッキー・ホラー・
ショーが出てきた時代だし、それに触発されて書いたのかしらん(橋本治本人は言及なし)
橋本治は「ロック」ミュージカルを書いても歌詞に曲をつけてくれる人は当時いなかったし、
そのまま放ったらかしにしていたら、蜷川幸雄が掘り起こして鈴木慶一が曲をつけてくれて
「ええええええ」となったらしい。
松井今朝子さんが高評価してたのを読んで、久しぶりに芝居を見てみるかとなったのでした。

伊右衛門に佐藤隆太、お岩が尾上松也、お袖に栗山千明、佐藤与茂七に小出恵介、直助は勝地涼。

「ロック」ミュージカルといわれても~、これが~? な感じ。
「岩」だから「ロック」~ってことだったっていうから、橋本は音を想定して書いてないよなあ。
まあ36年前は日本じゃロックはお寒い状態だったから「想定」っても無理だろうけど。

橋本と蜷川が口を揃えて(パンフの中で)「壊した」と言ってます。でも、そこまで壊れているとは
思わなかったなあ。伊右衛門が「悪の華」じゃなかったり 原作にはないキャラが出てきたり、
ラストも「もちろん」違うのですが、話の大筋は南北をきちんと踏襲してるし。
むしろ「ぶっ飛んでいる原作」(南北ってホントそうなのよ~)を橋本治が説明するのに
ミュージカルという手法を使ってみた、という感じ。橋本お得意の「窯変」といえばよいので
しょうか。20代が書いたからものすごく青臭いけすけどね。

串田版「桜姫」の時もそうだったのだが、アングラ系演出はイマイチ肌に合わないわ~。
芝居見物は長らく歌舞伎中心だったので、メチャクチャな話を様式美を使って無理やりまとめて
しまう(しかもほとんど話の途中なのに~)手法に慣れてしまったせいかしらん。

ただ松也のお岩はとてもいいです。
松也がちゃんと歌舞伎の中のお岩として出てくると、明治以降のいわゆる現代劇なんてまだまだ~と
思ってしまう。異質なんですが、現代劇の中にすっぽりと納まってしまう、改めて歌舞伎のすごさが
感じられます。松也くん、お家の格では脇のお役の人なんだよねえ。歌舞伎ではお岩さんができない
ポジション。そこがちょっと切ないなあ。

他に小出恵介扮する佐藤与茂七が歌う「マイ・ウェイ」はよかった。ヤな奴なんだよ、与茂七~。
原作に無いキャラ次郎吉を演じた三浦涼介がおっかさん(純アリス)そっくりなんで笑ってしまった。



2012-10-28(Sun) 01:38| 芝居感想| トラックバック(-)| コメント 0

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