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通し狂言「義経千本桜」 10月歌舞伎座

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新しくなった歌舞伎座で「義経千本桜」を通しでやる!しかも吉右衛門と仁左衛門(と菊五郎)となれば、これは見なくては!と出かけました。前に見てからなんと10年経ってるんだわ。

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昼の部の「鳥居前」「渡海屋/大物浦(碇知盛)」「道行初音旅」は3階B席、夜の部「木の実/小金吾討死」「すし屋」「川連法眼館(四の切)」は日にちを変えて4階一幕見席で見ました。

わたくし、歌舞伎の演目の中では「義経千本桜」が一番好きだなあ。僅差で「菅原伝授手習鑑」ね。
歌舞伎のお話のほとんどがお主(しゅう)への忠義と家族への愛情との板挟み、「義経千本桜」は特に父と息子に焦点をあてています。外題にも名前を読み込まれているのに義経はそれぞれのエピソードの主役ではありません。でも全体を見れば「父を失った男」義経がこのお芝居の芯にいるのです。
…って、そんなこと考えないで大娯楽作として江戸時代の庶民のようにシンプルに泣いたり笑ったりすればいいんだよねえ。人間ってあんまり変わってないんだもの。

さて、今回は吉右衛門が銀平/知盛、仁左衛門がいがみの権太というわたくし的にはベストな配役でした。堂々と立派で、しかし禍々しく痛々しい知盛と、すさみきった、でもボンボンでバカで愛おしい権太、「ニン」という言葉がぴったりあてはまるのですよ。10年前も二人には大いに泣かされたもんねえ。
そして、10年後二人ともまた進化していました。前もこれ以上の知盛、権太はない、と思ったのだが、二人ともまもなく70歳になるのにすごい! 
70歳といえば、すで70を過ぎているのに菊五郎も進化、というか大進化していた!10年前は結構ふーふー言いながら狐忠信を演じてたのだけど、今回の方がふーふー無し、狐化も進んでおりました。昼の部の道行はまだしも夜の部は体力勝負のところもあるのにオヤジったらやたらと元気!以前はハラハラしながら見たけど、今回は純粋に楽しめました。

今回は他の役者たちもこの役にはこの人、というぐらいはまっている人が多かった。
第一幕の「鳥居前」では古風でしかもキレイな静御前が出てきて誰だろう?と思ったら梅枝でした。時蔵の息子です。しばらく見ないうちに大きくなってたのねえ! 声もよいしきちんと演じられるし赤姫役者の期待大! ヘンな癖がつかずにこれからもすくすく育ってほしい。「鳥居前」の義経は菊之助。どちらも若くてキレイで目の保養でした。梅枝くんは夜の部でも小金吾として大活躍。女形メインの子で立役はやるけど、立ち回りがあるのは初めてだったそう。こちらも素直に丁寧に演じていました。孝夫ちゃんにセリフの稽古をつけてもらったそうです。本人は「桜丸やってみたい」と取材で答えていましたが、うんうん、お姐さんも見たいぞ。次は「車引」だ、頑張れ!
そして「碇知盛」「四の切」での梅玉の義経は今回も素敵でした。この演目での義経はとても難しい役、主役でないので出すぎてもダメだし、物語のテーマそのものなので影が薄くてもダメなのです。梅玉さんが出てくると芝居がピシリと締まる。時蔵の「すし屋」の弥助(実は維盛)は10年前より今回の方がよかった。前は女形が無理してやってる、って感じだったもの。とはいえ「四の切」の静御前の方がニンですね。昼の部の梅枝くんと親子で同じ役。萬屋は皆似た目鼻になるのに梅枝クンはお母さん似なのかなあ。輪郭はお父さんと同じだけど。
それより時蔵さん、叔父さんの萬屋錦之介にそっくりになってきた。あっという間に髪が真っ白。でもごま塩の時より若々しい感じ。いいなあ、わたくしもごま塩飛び越して真っ白になりたいんだけど。
今回、筋書に載っている又五郎さんの写真が吉様と似ていてびっくりした。もともと親戚(お祖父さんたちが兄弟)だから似ているのは当たり前なんだけど、歌昇の時は播磨屋っぽい萬屋の顔だったのが、又五郎を襲名したら播磨屋が濃く出た顔になってる。又五郎さんは中村光輝を名乗ってた頃、大河ドラマで上杉謙信の少年時代を演じていたせいか親近感があるんですよねえ。子供の時も巧かったけど、そのままいい役者になっていて嬉しい。

さて新しい歌舞伎座、以前は3階正面席、一幕見席とも花道は全く見えなかったのが、正面東側だとどちらも七三なら見えるようになっていました!ちょうど見栄を切る位置なので、結構満足度が高いです。3階B席より一幕見の方が七三はよく見えるかな。4階へはエレベーターで行けるようになったので、体力的にも気楽に芝居見物が出来きるわ~。ただし、五右衛門の絶景かなとか弁天小僧や三人吉三の屋根上での大立ち回りなどはどちらも見えないね。ひょっとしたら3階の最前列でも厳しいかもしれないなあ。
一幕見は1時間半ぐらい前からチケット発売、20分前から入場。自由席ですが、チケットの番号順に中に入れてくれます。通し狂言の場合は全幕いっぺんに買うこともできる。へへへ、一番とっちゃった。
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4階一幕見席から舞台を見た様子。ついでにお弁当も。三越で買った「草津亭」のもの。ここのが一番美味しい。歌舞伎座の幕の内は味が濃すぎるんだよね。
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今月は25日が千穐楽。人間国宝が4人(藤十郎も出ている。今回は女形なのでじゅるじゅるしてませーん)も出ている豪華な舞台。孝夫ちゃんは右肩を傷めていて来月からしばらく治療に専念するので、ご都合のつく方はどうぞ「木の実/小金吾討死」の一幕だけでも。
吉様も口内炎のせいで10キロ痩せたというし、三津五郎も手術したし、孝夫ちゃんはあんま丈夫じゃないし(昔死にかけた時はハラハラした)。ご贔屓役者の体調がすぐれないので気を揉むこの頃です。
しっかし、菊オヤジとじゅるじゅるは丈夫だなあ。


ところで、夜の部の集合時間の前に本国フランスでは有名なチョコレート職人らしいジョエルデュランの店でパフェを食べました。ここではパフェとは言わずリエジョアと言うらしい。本国でも出してない、銀座にしかないというふれこみ。で、食べたのがこれ。リエジョアZと命名されたアーモンドとピスタチオのパフェ。

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飲み物つけたら2000円超えた! プーのくせに無駄遣いだったと反省してるのですよ。美味しかったら、たまの贅沢と思うんですがね。 チョイスが間違っていたのかもしれないが、次に行くことはないだろう。店内もなんかダサダサでしてテーマカラーの紫色がヤだった。やっぱプロヴァンスはイ○カだからだろうか。

すぐ近くにピエール・マルコリーニの店があるんだよねえ。こっちのパフェもバカヤローだが、横浜ルミネにあるマルコリーにのソフトクリームは旨いです。

2013-10-21(Mon) 17:00| 芝居感想| トラックバック(-)| コメント 0

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